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踊らされない仕事術

踊らされない仕事術
仕事術

働く男の"リスクヘッジ"マガジン「CIRCUS」の NETオリジナルコンテンツとしてブログ連載された“踊らされない仕事術”全7回。 「残業ゼロ! 時間と場所に縛られない クラウド仕事術の著者、岡田充弘が 経営コンサルティングや会社経営から学んだ、踊らされない仕事術について公開します。

とにかくまず捨てること

ここ最近「整理術」という言葉が雑誌や書籍で頻繁に見られるが、 なかにはモノや情報の置き場所をまとめたり、目立たなくしているだけで、本質的な問題が解決していない場合も少なくない。 それは、ただ隠している状態なのである。
そもそも「整理」とは必要なモノや情報を再利用しやすい状態に整えること。 そもそもの物量・情報量が多すぎては肝心の整理すらままならない。 だから、まず「整理する」前に「捨てる」事が大切なのである。

整理で大切なことが見えてくる

今回は捨てた後の「整理」について掘り下げてみたい。 そもそも「整理」という言葉は人によってとらえ方がまちまちだ。 たんに見栄えをよくしたり、片付けをする程度のものは整理とは言わない。
整理とは必要なモノや情報を再利用しやすい状態に整えること、 割り切っていえば同類項でグルーピング(分類)することになる。 グルーピングには「MECE(ミーシー)」と呼ばれる“漏れなくダブリのない考え方”が必要だが、 これらは学校や家庭で十分に教わることはない。 したがって多くの人は整理の訓練がされていないまま社会人になる。

価値を創るということ

第1回・2回では、不要なものをそぎ落として整理をすれば、自分にとって本当に大切なことが明らかになることについて述べてきた。ただし、実社会においては大切なことが分かるだけでは不十分で、なんらか目に見える形での結果や成果物が求められるのが常である。
それがいわゆる“価値(バリュー)”と呼ばれるものであり、仕事をする上では常に意識されなくてはならない。

伝えることをおろそかにしない

前回の掲載では「価値を創る」ということについて触れた。 ちなみに価値の高い商品であれば、何もしないでも勝手に売れていくかといえば、現実はそうはならない。
価値があってもそれを上手く人に伝えられなければ周りの評価は高くならない。 ましてや自分の思いが強ければ強いほど、皮肉にもその価値は他人には伝わりにくいものである。

まわりの仲間の成長を助ける

これまでの連載では、ビジネスマンの個人の力、いわば“個人力”を伸ばす方法を中心に述べてきた。 ここでいう個人力とは、個人のための個人の力ではなく、 チームワークを実現するための個人力をイメージしており、両者は内容も性質も異なる。
最近ではSOHO事業者やノマドワーカーといった個人で働く人があらためて脚光を浴びているが、 チームワークはSOHO事業者であろうが、会社につとめていようが、関係なく必要になってくる。 というのも、個人でできることには限界があり、実現したい夢が大きいほど、 社内・社外に関わらず、いろいろな専門性をもった人との協力関係が必要になってくるからだ。

赤の他人との付き合い方

極端な言い方をすると、仕事でお付き合いする人のほとんどが“赤の他人”である。 赤の他人の中にはふだん仲良くしている友達もふくまれており、 どれだけ親しい関係であっても、この4文字を頭の片隅においておくことをお勧めしたい。
そもそも赤の他人とそうでない人との境目は、無償の愛が存在しているか否かである。 赤の他人との間には、親が子供に対して抱くような、 見返りを期待せず不義理さえ許せるような感情はなかなか生まれ難いはずだ。 言ってしまえば、おおむね誰しも便益や不義理によって、 他人との関係が悪くなってしまう可能性をはらんでいるということである。

コワークで新しい自分に目覚める

最近になってようやく「コワーク(共同作業)」という言葉が浸透してきたようだが、 概念的には昔からビジネスパーソンにとって大切な営みであったことは間違いない。
コワークは、「ノマドワーカー」の言葉とともに語られる機会も多いが、 仕事上で不足する知識や人的リソースを補うだけでなく、 気づきや刺激が得られる学習機会として今後さらに広まっていく可能性がある。 また共同作業を通じて、それまで気づかなかった自身の能力や趣向に気づくといったメリットにも注目すべきであろう。